2016.02.24
先日の研究発表会では、「アクティブラーニングとグローバル人材育成」のテーマの
もと、英数国理社の5教科で研究授業を行いました。
今回は、社会科(地歴科)の「高1日本史」の研究授業をご紹介します。
今回の授業のテーマは、鎌倉幕府の成立過程の学習を通じた、
“史的展開”すなわち歴史の流れをつかむ力の育成です。
鎌倉時代は、武士と朝廷、寺社勢力がそれぞれ権力を持っており、
私たちが普段イメージする国家像とは大きく違います。
それを学習するのに、先生からの一方的な説明だけだと、
本当の意味で生徒が理解することが難しい場合があります。
この授業では、年表から封建的な主従関係がよく表れている事象を選んでいったり、
仏像の写真から他の時代との関連を読みとったり、
年表の空いた所にどの出来事が入るのかを因果関係から類推して当てはめてみたり、
というような生徒たちの活動を通して、
鎌倉時代の権力構造を理解していく展開となっていました。
生徒が自分自身の力だけで考えるのはなかなか難しいですが、
友達と協力しながら考える機会がたくさん設けられていて
お互いが説明したり聞いたりしながら考えを深めていく様子が印象的でした。
授業後の合評会の様子は、また後日アップします。
お楽しみに。