2016.04.15
3/26~3/31の6日間で行われたカンボジア研修の記事を1ページにまとめました。
<出発>
本日、高校1年生10名がカンボジア研修へと出発しました!
これまで事前学習で学んだことを現地カンボジアで活かし、また新たなことをたくさん吸収して帰りたいと思います。
保護者の皆様、森永教頭先生、早朝よりお見送りに来ていただきありがとうございました。
ひと回りもふた回りもたくましくなって帰って来ます!
<到着・1日目の活動>
カンボジア研修1日目の報告です。
26日の朝早く広島を出発し、夕方カンボジアに着きました。
日本との寒暖の差に驚きました。
夕食は、アプサラ古典舞踊を観賞しながらいただきました。独創的なダンスで、とても美しく
料理も美味しく楽しい時を過ごしました。
明日から、いよいよ本格的な研修がはじまります。
<生徒からのレポート>
研修に参加している生徒からのレポートです!
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今日は山本日本語学校で初めてのプレゼンをしました。
緊張しましたが、その後のディスカッションで話しをするうちに
打ち解けることができました!
続いて、ササースダム高校を訪問し、英語でプレゼンをしました。
緊張でさらにガチガチになり、思ったようにできませんでした。
明日また別の高校にプレゼンを行います。
今度こそは私達の持って力のすべてを出し切ります!!
研修4日目の29日は、プノンペンにあるバックトゥーク高校、女性自立支援団体、トゥールスレン博物館の訪問、日本留学経験のある現地の方との会食をしました。
バックトゥーク高校では、自国の戦争の歴史から現在の様子について、互いにプレゼンテーションを行いました。その後、グループに分かれ、「平和とは何か。」についてのディスカッションをしました。最後には、カンボジアの伝統的な遊びをし、さらに親睦を深めました。遊びは、言語の壁を越えて交流できるものだと感じました。
その後、王立プノンペン大学で日本語を教えておられるニピセット先生と昼食を取りました。ニピセット先生は私たちのカンボジアに対する素朴な疑問に、日本語で丁寧に答えてくださいました。
午後は、女性自立支援団体へ訪問しました。この団体は、CWCC(Cambodian Women’s Crisis Center)といい、虐待にあった女性が再び社会へ復帰するための手助けをしています。主に、6~14歳の子供を保護しており、現在は25人が施設で暮らしています。施設には、カウンセラーのような、専門スタッフがいます。研修2日目に訪問した、自立支援施設と同様に、一人一人がスキルを得ることに重きを置いており、クッキーやお土産品などの作り方を教えています。
トゥールスレン博物館では、収容所の視察をしました。中には、捕まっていた方々や当時の様子の写真などが展示されていました。また、当時の様子がそのまま残されており、遠い昔の話ではないことを実感しました。その後、収容所から生き残った7名の内の1人、チュンメイさんと面談することができました。チュンメイさんは、実際に受けた拷問について話してくださいました。また、ご自身が生き残ったことについて、「ただ、運が良かっただけだ。」とおっしゃっていました。捕まっていた人々の中には、私たちと同じくらいの子供もおり、とても複雑で、悲しい気持ちになりました。 歴史や現在の問題を学んだり、交流をしたりと、濃い1日でした。
5日目
とうとうカンボジアで過ごす最後の日を迎えました。最後の交流先は「ひろしまハウス」です。ひろしまハウスは、広島市民を中心とした平和を愛する人々が作った交流施設です。ここで勉強をしている子どもたちに、出発前に学校で集めた文房具などを届けました。ちょうど英語の授業をしているところにおじゃまし、お互いに簡単な自己紹介をしました。授業を受けている子どもたちの目はとてもキラキラしていて印象的でした。その後一緒にカンボジアのゲームをしたり、日本から持って行ったけん玉やシャボン玉で遊びました。
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5日間の現地での研修を終え、3月30日の夜プノンペンを発ち、翌朝広島に到着しました。
たくさんの人と出会い、たくさんのことを感じた現地での5日間でした。参加者全員でまた必ずカンボジアに来ることを誓い、プノンペンを後にしました。