2016.05.08
本校の署名実行委員会が2008年から実施している「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名活動」は福山市の盈進中高と沖縄県那覇市の沖縄尚学高校、そして本校、3校を中心に活動しています。最初は3校だけの取り組みでしたが、最近は広島市内の学校や広島を訪問する学校、更には海外の学校も参加し、年間約20校、延べ人数にすると約1500人以上の生徒が街頭に立って署名活動をしています
いつもは広島に来てもらっている盈進高校に、今日は本校生徒が訪問しています。新幹線だと30分のところにありますが、今日は在来線を使って福山市にやってきました。
まずは福山市人権平和資料館に行き、1945年8月8日の福山空襲について、盈進の生徒さんから教えて頂きました。
福山空襲含め、小さな地方都市への空襲について学ぶ機会はほとんどなく、今日のように地元の高校生が継承することの大切さも痛感する機会となりました。
次に今年度(第9期)の趣意書の話し合いをしました。今後の日程や趣意書の文言を確認しました。これまでは主にメール等のやりとりで進めてきたので、今日のように直接話し合うことで、今後のより良い協力体制につなげることができたように思います。
昼食を福山城周辺の公園でとったあと、福山駅周辺で署名活動。人通りは少ないながらも、道行く人々は快く署名して下さいました。
最後に盈進の生徒さん、本校生徒7人で集合写真。
逆光で見えにくいですが、背景の像について盈進の延(のぶ)教頭先生が解説して下さいました。福山出身の彫刻家・平櫛田中(ひらくし・てんちゅう)の作で「五浦釣人」というのだそうです。師と仰いだあの岡倉天心が晩年、釣りを嗜んだ姿を彫刻作品にしたそうです。
ほんの4時間の滞在でしたが、意義深い4時間でした。現在、在来線で広島に戻る車中、生徒たちの表情にも充実感がみてとれます。
試験2週間前にも拘らず活動を企画して下さり、温かく迎えてくださった盈進高校・ヒューマンライツ部のみなさん、延先生、岡本先生、ありがとうございました。
来週、福山はばら祭りだそうで、町のいたるところに美しいバラが咲いており、バラにも歓迎してもらったような訪問でした:)