2016.11.04
同じく1年前のワークショップでは視覚障がい者向けのヒロシマアーカイブ開発についての議論です。
まずは現状分析と原因を探る議論。
・平和公園に点字ブロックが少ない。音声案内少ない。(視覚障がい者が平和公園を歩くことを想定していない。少数派だから整備しなくてもいいと思っている)
・段差が多く歩きにくい(建設当時,バリアフリーという概念がなかったのでは?)
などなど,教材開発チームと同じシートを使っての議論です。
こういった問題を解決するには,市や県に働きかける必要があり,またどれほど不便なのかを立証する必要も出てきます。そのなかで,学校とつながりのある障がい者団体に協力をお願いする,署名活動でお世話になっている広島市に提案してみる,などの意見が出ています。
視覚障がい者の視点に立つということは,マイノリティーの人たちが抱える問題に目を向け,解決したいという気持ちから生じており,解決策を考えるという行動はマイノリティーの人たちに対する解決策だけでなく,マジョリティーの人たちへの啓発にもつながる,とまとめました。