2018.01.20
※この投稿は生徒の執筆によるものです。慌ただしいスケジュールのなか書いていますので、拙い文章も散見されますが、ご容赦ください。(解説を加えている場合もあります)
今日(1月19日)の午前中に AAR JAPAN(難民を助ける会)に行きました。(ヤンゴン事務所は1999年に開設。障がい者のための職業訓練校運営、「里親」制度による障がい児支援事業「ミャンマー子どもの未来(あした)」プログラム、内戦の被害が深刻なカレン州において、障がい者の生活環境の改善に取り組む。研修では職業訓練校を訪問しました。)
まずは日本人スタッフの方からお話を聞きました。
続いて、実際の実習の様子を見学しました。3つのコースをご紹介します。
洋裁コースの様子
PCコース
私たちが思っていたよりもずっと沢山のサポートをされていました
<引率教員から>
生徒たちの感心はとても大きく、スタッフの方への質問(失職した場合の対応や,ハンディキャップに応じた職業訓練について,等)も時間を超過しても続きました。また、ハンディキャップを持つ方からも話を聞くことでき,時間が足りないほどでした。
生徒の学びをもっとお伝えしたいところですが、資金難含め様々な困難のなか、熱い思いで活動を続けられるAAR JAPANミャンマー事務所の取り組みに、生徒同様、胸を打たれました。スタッフの方から伺った活動内容の詳細を補足として以下にお伝えします。
AAR JAPANの支援は、上記の職業技術だけでなく,協調性を身に付けるための集団生活や,就職のための橋渡し(インターンシップ),卒業後のアフターケア等,想像もつかないほどのきめ細かさでした。しかし最も注目すべきは,ハンディキャップを持つ方を支えたり自立するための課題は,医療(病による障害)・教育(職業訓練や語学力の不足,偏見との戦い)・貧困(幼い頃から働き怪我を負う)など,多くの現在のミャンマーの社会状況や課題と絡み合っている点です。
例えば多くの民族が住み独自の言語があるので,まず公用語のビルマ語の習得が必要ですし,PCのためには英語も必要です。また教育よりも家の手伝いをせざるをえない状況もあります。生徒も私もそういった複雑な状況に対しハッとさせられました。
それらの,その国独自の環境に合わせて,人々を笑顔で支えて下さっているAARの活動に対し,熱いにまなざしを向け、もっと学びたいと質問を続ける生徒の姿がとても印象的でした。