2018.01.21
1月21日、バンコク経由で定刻に福岡空港に到着しました。6日間の研修を無事に終え、緊張感から解き放たれたのでしょうか、体調を崩す生徒、教員…。しかし、全員そろって広島に戻り、疲れてはいましたが、一様に充実した表情でした。
それでは、引率教員より、今回の研修旅行のまとめの報告です。
まずは川鍋元広先生。
多くの学びに溢れたミャンマー研修でしたが、生徒にとっても最も忘れられない経験は、郊外の小学校に事前準備で皆様から寄付して頂いた支援物資(衣類・文具・玩具など)を届け、交流を深めたことだと思います。この小学校の建設には11月に来校された古庄重生さん(パゴダの会)が関わっており、その時の「支援はありがたいですが、必ず現地の子供たちの笑顔を見て欲しい」という言葉の真意が理解できました。屈託のない笑顔で迎えてくれた子供たちの姿から、支援とは物だけではなく人との繋がり・絆でもあることを実感しました。
現地で全ての参加生徒が感じたことは、「最後のフロンティア」と呼ばれ目まぐるしい発展を遂げる一方で、確かに存在する貧困や教育の格差だったようです。テレビやパソコンの画面越しには向かい合えない「現実」(課題)がそこにはありました。貧困問題の解決のため、ミャンマーの未来を創出する人材のため、子どもたちの笑顔のため、「教育」の担う役割の大きさを学びました。生徒はホストファミリーとの生活も含め、観光では見ることも触れることもできないミャンマーに出会い、掛け替えのない貴重な経験を得たようです。
次にフローレンス・スミス先生です。(翻訳だと真意が伝わりにくくなりますので、翻訳なしで掲載します)
The power of personal experience to change minds and motivate people is profound. The Jogakuin students who went to Myanmar this year all had different reasons to go, from their interest in education to international aid to a desire to broaden their horizons. We went as a group, but everyone’s reactions and interpretations of their experiences were their own as individuals. After coming back to Jogakuin and having had the time to discuss what they learned from their time in Myanmar, it has been so uplifting to see the individual experiences of our students become transformed into a collective desire to find effective solutions to poverty gaps, increase equal access to education for all children, and seek joy in more than simple monetary wealth. As individuals, they have grown so much. Together, we can make the world a better, more peaceful place for everyone.