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広島女学院中学高等学校

更新情報

2016.09.23

日米・高校生平和会議⑬ Day 4-3 Technologies of Peace at Boston Public Library!

遂に最終回を迎えました。会場はボストン公立図書館です。この図書館は外見は趣のある建築で、中庭がとても美しいのですが,中は近代的かつ,しゃれたデザインでした。全体的に落ち着きがあり,利用者も多いのが印象に残っています。

 

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この図書館の中の一室でTechnologies of Peaceの最終回を迎えました。library2

まずは在ボストン総領事館の領事の方のごあいさつで始まりました。

日本から参加している高校生が、NYとハーバード大学での会議の感想を簡単に紹介。library4

次に被爆者の藤本先生に再度ご登壇いただき,パネルディスカッション形式で進みました。藤本先生のほかはウィルミントンカレッジ(オハイオ州)のターニャ・マウスさん(米で最も多く被爆関連の資料を有するPeace Resource Centerの館長、歴史学博士)、ミシガン大学の博士課程に在籍するアレックスさん(文化人類学)も登壇し、藤本先生の通訳を務めつつ、自分たちの意見も時々はさまれていました。

続いてアーカイブに関するレクチャーを渡邉先生が,活用事例を日本の高校生がプレゼンテーションしました。

最後に今後取り組んでいきたいことを昨日のグループごとに手短に発表し,午後8時前に無事に会が終わりました。library5

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特に印象深かったのは,歴史教育に対する生徒たちの姿勢です。使用する教科書で歴史観が大きく変わってくることや,それが国によって異なってくることに対する気づきがありました。より多角的な視点で歴史を見る必要があると思った生徒たちは今後教科書の情報を交換しよう,と話していました。また,核廃絶に向けた努力として,署名活動を始めてみる,アーカイブのようなツールを授業で取り上げてもらうよう先生にお願いする,など実に様々なアイディアが生まれました。一連のディスカッションをリードしたのはアメリカの高校生ですが,日本の高校生は平和教育の素地があるので,そのあたりは大いに貢献できたようです。

出入り口付近に設置された”Tech of Peace”のまわりに多くの人がメッセージを残してくださいました。

 最後にそれを持って集合写真。チーム女学院、ターニャさん、首都大の院生たち。

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さて,今回のTechnologies of Peaceが今後どのように発展するのでしょうか。楽しみにしていたいと思います。