2019.03.26
カンボジア研修②
カンボジア研修の二日目、私たちはアンコール遺跡を訪れました。アンコールワットでは、朝日鑑賞をするため、朝5時にいきました。残念ながら曇りだったので朝日は見られませんでしたが、美しいアンコールワットとかわいい猿も見ることができました。アンコールトムでは、壁にかかれた千年前の庶民の様子がよくわかりました。思わず笑ってしまうようなエピソードもかかれていて、とてもおもしろかったです。タプロームでは、木の根が絡まっている神秘的な遺跡の様子がわかりました。
次に訪れたゴミ山では、沢山のゴミが捨てられている中、笑顔の子供達がいました。ゴミ山にテントを張って生活している人がいることや、子供達が私たちのバスの方にやって来たのはお金が貰えると思っているからだと知り、とても驚きました。ゴミ山にいた子供達が笑顔で過ごしているのを見ると、とても複雑な気持ちになりました。
お昼には遺跡の発掘を行なっている、アプサラ機構の方のお話を聞きました。アンコール遺跡群を始め、カンボジアの遺跡の保護や修復を行なっていらっしゃいます。「遺跡を修復する意味」について、「残すこと・復元することによって、今生きる人、またその次の世代の人に、今は消えてしまって見えないことを見せることができる。」と仰っており、遺跡を残すだけでなく私たちが歴史を学び、語り継ぐことが大切だと感じました。
午後は、カンボジアの伝統工芸である革細工の体験をしました。現地で革細工を仕事としている子供たちに優しく丁寧に教えてもらいました。世界に1つだけの作品をそれぞれ作ることができました。
夜にはゴミ山の管理をされている環境省の方とお話をしました。カンボジア国民にゴミの分別の習慣がないこと、焼却所を作るにもお金が足りないことなど、途上国ならではの問題を抱えていることを知りました。日本でも解決しきれない問題があり続けているようにカンボジアにも沢山の問題があります。そして他国の支援も必要です。なので、私たちが他国のことだと考えず、真剣に向き合っていくことが大切だと思いました。
(高1研修参加生徒 M、Y)