2017.03.29
カンボジア研修四日目です。
昨夜は飛行機のフライト時間変更のためホテル着が遅くなりました。そのため、今日の出発時間は30分遅らせ、9時としました。
まず、トゥールスレン博物館に行きました。トゥールスレン博物館はカンボジアの内戦時代に大量虐殺が行われた場所であり、当時のままの建物、部屋が残されています。このトゥールスレンで生還した人は7名のみ。その一人である チュンメイさんから当時の様子や話を聞くことができました。
実際に収容されていた部屋に入り、どのようなことがあったのか話を聞きました。当時の状況を想像し、涙をこぼす生徒、言葉を詰まらす生徒など、どの生徒も真剣にここでの時間を過ごしました。チュンメイさんは86歳になられるそうです。生徒たちの世代がトゥールスレンでの話を体験者から聞ける最後の世代になるかもしれません。
最後にチュンメイさんに生徒の代表がお礼の言葉を伝えました。感極まり涙ながらに想いを伝えるとチュンメイさんも涙を浮かべながら「皆さん長生きをしてください。」とお言葉をいただきました。ここでの貴重な体験はこれからの生徒たちの活動に大きな影響を与えると思います。
次にセントラルマーケットに行き、近くで昼食をとりました。生徒はみんなよく食べていたので、午後からのプログラムも全力で臨めました。
今日はカンボジアに来てから一番暑い日となりました。水分補給をしっかりとしました。プノンペンは昨日まで滞在したシェムリアップとは街並みが違っています。高いビルが立ち並び店も多く、道も広く、車や人も多く、いわゆる大都会です。
さて、午後はプノンペンにあるフンセンチャックアンレイ高校を訪問しました。この高校は全部で35クラス2000人の生徒がいます。その中で13人の高校3年生の生徒と交流をしました。
お互いに英語でプレゼンをし、その後ディスカッションをしました。昨日のシェムリアップの高校では山本日本語学校の生徒さんの助けがありましたが、今日はありません。しかし、しっかりと英語で交流ができました。
夕食まで時間があったので、プノンペンのイオンモールに寄りました。知っているお店も多くあり、楽しく買い物ができました。
夕食には日本に留学経験を持つソックホアさんに来てもらい交流を持ちました。広島に住まれたこともあるようで、生徒たちも親近感を持てて沢山話ができました。
夕食後、ホテルまでの帰路はメコン川のナイトクルーズを楽しみながら帰りました。中1の地理で学習したメコン川を船で渡るとはとても感慨深いものとなりました。
今日もとても充実した研修をすることができました。研修も終盤になってきたので、疲れがたまってきています。しっかり休み明日に備えます。