2018.03.24
研修最終日はお天気が良く、気持ちの良い朝です。
寮の部屋から見える南アルプスが綺麗でした。
最終日は約1時間半の交渉をして、最後のConference Meetingでイランの核武装問題について結論をまとめます。
アメリカの部屋では、様々な国のチームが交渉しています。
HezbollahもUKとアメリカからビクトリーポイントをもらおうと交渉をしていますね。
ビクトリーポイントはお金のようなもので、これが多ければ多いほど個人のゲームとしては勝ちになります。
おや、逆に囲まれて詰め寄られています!大丈夫でしょうか。
絶対に嘘はついていませんという動画を証拠にするとのこと。
取った動画を別の国の生徒に見せていますが… 信じてもらえるのでしょうか。
文書に署名をしてエツロット先生に渡すと、最終の意思決定とみなされます。
すべての国の結論がでました。
イスラエルはイランを攻撃し、アメリカはTotal cooperationを選択しました。イランはLimited cooperationを選択したため、ポイントの合計により、今回の勝者はUKの労働党党首役の生徒になりました。
それぞれがスピーチをしてこのゲームで学んだことを発表しました。
今回の研修から帰る途中の特急列車の中で、眠い目をこする生徒に感想をもらいましたので下に載せておきます。
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私たちは自国の将来の安定のために、最後の夜までも
寸暇を惜しまず様々な国と交渉を重ねました。
国同士で駆け引きが盛んにおこなわれ、白熱したものとなりました。
その中でもロシアは場を荒らす担当だったので、
場が荒れに荒れ、混乱を招きました。
しかし、短い時間の中で各国が最善の選択をし、
無事終結することができました。
この研修は、涙あり笑いありの
GI3期生19人のきずなが改めて深まった3日間でした。
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何人もの人がこのゲームに勝つためにウソをついていることも学びました。
自分たちは同じGIクラスの生徒なのでいつも顔を合わせているのに、相手がどのようなことを考えているのか、腹の探り合いに非常に苦労しました。
本当の政治の世界では、文化や考え方のことなる相手国と交渉するということ。国と国の交渉はさらに困難であることを深く理解しました。
また、”Critical thinking is important.” とエツロット先生からのお言葉をいただきました。新聞を毎日読み、批判的に思考することが大切だと教わりました。
終了証をいただき、帰路につきました。
今回の研修を細やかに準備してくださったiCLAの原口先生、エツロット先生をはじめ、たくさんの先生方、学生の皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。